お口とタバコの関係
- 2025年4月27日
- 歯周病
皆さん、こんにちは!
星川駅前歯科クリニックの横田です。
今回はタバコが口腔内にどんな影響を与えるのかお話しようと思います👩💻
タバコが体に悪いというイメージはみなさん知っていると思います。
でも具体的に何が悪いのか、どんな影響があるのか知っている方は少ないかと思います。
そこで今回は歯医者目線でお口の健康とタバコの関係性についてお伝えしていきます!
そもそもなぜタバコが健康に悪いと言われているのでしょうか?
まずタバコの煙の中には約4,000種類の化学物質が含まれ、その内約200種類が有害物質、発ガン物質が約70種類あると言われています😱😱
タバコの煙が最初に通過するお口は、喫煙の悪影響を直接受けてしまいます…。
タバコには3大有害物質があるのをご存知でしょうか?
①ニコチン
吸うとリラックス効果があります。
また依存性が高くタバコをやめたくても辞めれない原因はこれです!
ニコチンには血液を収縮させる作用があり「栄養素、酸素、血液が流れにくくなり、歯茎が黒ずむ」ことがあります。
その為歯茎から出血が起こりにくく、歯周病になっているのに気づかない事が多くあります🥲
②タール
発がん性物質が多く含まれています。
タールは「ヤニ」のことで、このヤニは歯の表面に茶色くべったりくっつき、その正体は汚れの塊です。
ヤニとはタバコ煙成分の中で一酸化炭素やガス状の物質を除いたものをいいます。
つまり粒子状の事を指します。
この粒子状の成分が歯にくっつくと、歯がザラザラになります。
プラーク(歯垢)はツルツルの歯よりザラザラの歯にくっつきやすい為、ヤニはプラーク(歯垢)を付きやすい状況にしてしまいます。
そしてプラーク(歯垢)が歯に付着すると、虫歯、歯周病、口臭のリスクが高まってしまいます😥💦
③一酸化炭素
一酸化炭素は血液中のヘモグロビンと非常に強く結びつきます。
普通ならヘモグロビンは酸素と結びついて体内に酸素を運んでくれます。
しかし一酸化炭素と結びついてしまうと体への酸素供給を妨げてしまうのです💦
ではお口の健康という観点からどんな影響があるのでしょうか?
先程お伝えした、「汚れが付きやい、口臭、歯茎が黒くなる」の他にも
◎歯周病になりやすい
→喫煙者と非喫煙者で比べると喫煙者の方が約4倍歯周病になるリスクが上がります📈
◎歯茎の炎症が分かりにくくなる
→喫煙することで歯茎の中の血管に酸素が供給されなくなってしまいます。
その為歯茎が繊維化してしまい、歯周病の初期症状が分かりにくくなります。
代表的なのが出血が少なくなる事です。
出血がなくなると、実は炎症が起きているのに出血されず、炎症が分かりにくい事になります😓
1番は禁煙していただくのがお口だけでなく体全体にとっても良い事です🙆♀️
しかし、なかなかタバコを辞められないという方は…
①定期的なお口のクリーニング
②歯周病検査
③日々のセルフケア
を意識して始めてみてください💪
①、②は歯医者に定期的に通ってみましょう✨
そして何より大切なのが日々のセルフケアです。
どんなに定期的に歯医者に通っていても毎日歯磨きをしなければ意味がありません。
歯磨きは毎食後毎に1回3分を目安に「優しく細かく」磨いてください😁🪥
またデンタルフロスを併用するとより効果的です✨🦷
歯ブラシだけだと歯の汚れは6〜7割、デンタルフロスを併用すると8〜9割まで落とせると言われています‼︎
日々のちょっとした意識を持つ事で歯の健康、寿命を延ばす事に繋がります✨
当院のご予約はお電話、ホームページから承っております!
何かお困りのことがございましたら、横浜市保土ヶ谷区の星川駅前歯科クリニックまでお問合せください。