歯周病になったら手遅れ?!
- 2024年12月9日
- 歯周病
こんにちは!
歯科衛生士の末廣です!
今回は歯周病の進行度と対処法についてお話ししたいと思います!
歯周病は顎の骨を溶かす病気で、溶けた骨は自力では治りません。
したがって、もし歯周病になった場合、その進行を止めることが治療の第一目標となります。
歯周病の進行過程を、ステージ1〜4に分類して解説します。
◯ステージ1 歯周ポケット1〜2mm
◯ステージ2 歯周ポケット3〜4mm
軽度の状態(歯肉炎)になると歯茎が腫れて、ピンク〜赤色になり、ブラッシング時には出血が気になるようになります。
この時点では、歯を支えている骨(歯槽骨)への影響はなく歯周病であることに気づきにくい状態ですが、適切なブラッシングを行えば、元の状態にまで改善できる場合もあります。
◯ステージ3 歯周ポケット 5mm以上
中度の状態(歯周炎)になると歯茎の腫れや炎症が悪化し、歯周ポケットもさらに深くなります。歯槽骨の破壊も始まり、歯肉退縮(歯茎下がり)も見られるようになります。
◯ステージ4 歯周ポケット5mm以上
重度の歯周病にまでなると歯の根にまで汚れが付着し、歯周ポケットもかなり深くなった状態となります。
歯槽骨の吸収が著しく、歯がグラついて噛む機能が低下し、食事もままならなくなります。
歯茎からは出血だけではなく膿もみられるようになり、強い口臭も発生します。
歯を残すことが難しくなってくるのはステージ3〜4にかけてですが、ステージ4にまでなると自然に抜けてしまう場合があります。
ここまで進行しないと症状が出づらく気づきにくいのが歯周病です。
歯周病を進行させないためには、歯周病の原因をなくすことです!
歯周病菌は歯垢(プラーク)という歯の歯肉の間にたまったネバネバの塊を好んで生息しています。そしてそれが固まった歯石には、より一層歯垢が溜まりやすくなり、歯周病の進行の原因となります。
歯石は強固に付着するため、通常のブラッシングで取り除くことは困難です。
そこで、必要なのが歯科医院での歯周病治療及び歯石の除去です。歯石を取り、プラークの量をコントロールし続けることで、歯周病の進行は止めることができます。
ご自身でのセルフケアと歯科医院でのプロフェッショナルケアの両立が大切になってきます。
「歯磨きの仕方に自信がない」「どんな歯ブラシを使えばよいかわからない」という方が多いですが、歯科医院でブラッシング指導を受けられるので、ぜひ横浜市保土ヶ谷区の星川駅前歯科クリニックまでご相談ください!