キシリトールは虫歯になりにくい?
- 2024年12月27日
- 虫歯
こんにちは!
星川駅前歯科クリニックの阿部です!
今日はむし歯予防に手軽に取り入れられる”キシリトール”についてお話します🍭
キシリトール、聞いたことはあると思いますが一体どんなものなのかご存知でしょうか?
キシリトールとは、砂糖と同じ甘味度を持つ糖アルコールの一種で、天然の代用甘味料として知られています。日本では1997年に安全な食品添加物として認可されました。白樺、樫、とうもろこしの芯などからも精製され、私達の身近なものでは、いちごやほうれん草などにも含まれています。
キシリトールは溶ける時に熱を奪うので、口に含むとスーッとした冷たい感覚があります。そのため、キシリトールを使ったお菓子にはミント味が多く見られます。また、果物の味をより新鮮にする効果や、苦味を消す効果もあります。
むし歯の原因にならない⁉️
キシリトールを始めとする糖アルコールは、むし歯の原因になりません。なぜなら、糖アルコールからは、口の中で歯を溶かすほどの酸は作られないからです。ソルビトールやマルチトールからは、少量ですが歯垢(プラーク)中で酸ができますが、キシリトールからは酸は全くできません。また、キシリトールの方が甘みが強いので、その甘味により唾液も出やすくなります。
酸を作らないこと、そして、唾液の分泌を促進させ酸を中和させることができるのがキシリトールがむし歯の原因にならない理由です。
むし歯を防ぐ甘味料🍬
キシリトールには、「むし歯の発生や進行を防ぐ」という、他の糖アルコールにはない特徴的な効果があります。
キシリトールをガムやタブレットの形で一定期間以上口の中に入れると、むし歯の原因となる歯垢が付きにくくなるだけでなく、歯の再石灰化を促し、歯を強くします。さらに、キシリトールは、むし歯の大きな原因であるミュータンス菌の活動を弱める働きも持っています。
このような働きは、他の甘味料には見られない、キシリトールだけの効果です。
このようにお口の中に良いことがたくさんあるキシリトールですが、市販で売られているガムなどにはキシリトール配合と書いていても、その他に糖質が含まれている場合も多いため、歯医者さんなどで売っているキシリトール100%のものを選ぶとむし歯予防に効果的です✨
摂取することで血糖値が急上昇することがなく、代謝にインスリンも必要ないので糖尿病の方にもおすすめです!
ただし、キシリトールは一度に大量に摂取するとお腹を下すことがあるので注意が必要です⚠️
また、キシリトールを摂取すればむし歯にならないというわけではないので、正しい歯磨きにキシリトールをプラスして健康なお口をつくっていきましょう!
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年内は12/28が最終診療日となり、年明け1/5から通常診療開始となります。
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