歯ぎしり/咬筋ボツリヌス療法/セカンドオピニオン
歯ぎしり/咬筋ボツリヌス療法/セカンドオピニオン
睡眠中にギリギリと音を立てて歯を擦り合わせてしまうことを「歯ぎしり」といい、本人はほとんど気付かず家族等に指摘されて始めて気づく方も多いです。歯がすり減ってしまい、冷たい水がしみてきたりします。また、主に睡眠中に特に音も無く強く噛み締めてしまうことを「食いしばり」といいます。歯がすり減りはしない代わりにクラックといって歯にヒビが入ってしまったり、ひどい方ですとそこから細菌感染を起こし歯の神経が死んでしまうこともあります。食いしばりをされているかたの方が顎関節症が起こりやすいといわれています。
日常のストレスが原因で、歯ぎしりが行われることがあり、ストレスが取り除かれると、歯ぎしりが止まることもあります。ただ、ストレスといっても様々な要因が考えられるため、原因を特定するのは容易ではありません。睡眠時の状態が深く関わっているといわれています。
スポーツ選手等で瞬発的に力を出すような決まった動作が定期的にある人の場合、食いしばりが習慣化してしまっていることがあります。
咬み合わせの異常や顎の変位、金属製の詰め物が合っていないなどが原因で痛みが起きることがあります。
精神的なストレスは「歯ぎしり」を強くする要因のひとつといわれており「歯ぎしり」を無理に止めることはストレス発散の妨げになることもあります。
現在ではマウスピースをつけて眠ることで、歯や顎へのダメージを軽減するスプリント療法が第一選択とされています。
噛む時に力の入る咬筋や側頭筋のマッサージをすることにより、顎関節症が改善することがあります。
マッサージとともに、開けたり閉じたりの開口訓練を毎日行うことで、症状が改善することがあります。
マッサージとともに、開けたり閉じたりの開口訓練を毎日行うことで、症状が改善することがあります。
歯ぎしりは、引越しや入学、転職といった環境の変化や大きなストレスが加わったことが原因で起こることがあります。
ストレスをコントロールできるように、リラックスする方法を見つけることも大事です。
ボツリヌス製剤注射とは、物を噛む時に使う顎の筋肉である咬筋(こうきん)に、「ボツリヌストキシン製剤」を注射することで、筋肉の異常な動きをおさえる治療法です。歯ぎしり・食いしばりなどは、頻度と強さによって決まります。その強さを決める咬筋(こうきん)などの筋肉の動きをおさえることで、咬むことによる顎や歯の負担を減らすことができます。
おおよそ3〜6カ月を目安にご検討ください。(個人差があります)
一度打ったからといって効果が永続的に続くものではないため、それぞれのお悩みに対する効果を実感していただくまでは定期的に治療を受けていただくことをお勧めいたします。
セカンドオピニオンとは、主治医以外の医師から治療に関する意見を聞くことです。歯科医師であっても、治療への考え方はさまざま。当院には「歯を抜く必要があると言われたけど本当ですか?」など、いろいろな悩みをお持ちの患者様にお尋ねいただいております。
軽度の歯周病から抜歯しなくてはならないと言われてしまった重度の歯周病まで、患者様のお口の状態をしっかりと診断させていたただき、まずは保険診療での治療計画を考え、患者様のご希望に合わせてご提案をいたします。
歯周病治療は治療して終わりではなく、治療後の定期的なメンテナンスも大切です。患者様と二人三脚で取り組んでいくためには信頼関係が大切です。
どのような治療が必要なのか、どのくらい通院回数が必要なのか等を分かりやすくご説明させていただきますので、安心してご相談ください。
セカンドオピニオンを受けるにあたり、他院での診断の基となった検査資料をお持ちください。
なぜ抜歯をしないといけないと言われたのか、なぜなかなか治らないのかなど、かかりつけの歯科医院の診断の根拠として必要なものとなります。
お手元に資料がない方もセカンドオピニオンが受けられないという訳ではございませんので安心してご相談ください。